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重液を使用した作業で自動的かつ連続的にマグネタイトやフェロシリコンを回収し、鉄や弱磁性鉱石を選鉱します
エリーズのドラムセパレーターは業界のスタンダードです。最新かつ最先端の磁気回路設計と、四半世紀以上にわたる固体/液体分離の経験は、エリーズのウェットドラム式マグネットセパレーターに集約されています。
エリーズのウェットドラム式マグネットセパレーターには、磁気回路設計と構造資材の両方のイノベーション技術が適用されています。これにより最小限の摩耗とメンテナンスで運転しながら、最大限のマグネタイト回収を実現します。また磁気回路、タンク設計、駆動システムをブラッシュアップし、冶金学的性能や操作をさらに向上させました。
特徴と長所:
湿式のドラムは重液用で、マグネタイトやフェロシリコンを連続的に回収します。磁気回路の設計基準と作業水準の両方の向上を推進し続けてきたエリーズは、重液産業におけるスタンダードとなっています。エリーズの開発した 750 ガウスの補極の磁気エレメントは、業界の技術水準において最も評価の高いマグネットです。エリーズはまた、ウェットドラムの性能におけるスタンダードでもあります。様々な工場内テストで、セパレーターは 99.9 パーセント以上のマグネタイトを回収するという最高性能を示しました (流出した非磁気物質に含まれるマグネタイトの損失分が 1 グラム/ガロンより少ないことに基づいています)。
タンクは 2 種類の基本的なスタイルをご用意しています。スラリーが 並流式タンクスタイルのタンク内に流れ込む際に、ドラムは同方向に回転します。スラリーはフィードボックスに入った後に水中ドラムの下に流れ込み、ドラムの生成した磁界の中に入ります。マグネタイトは磁界に引き付けられ、ドラム表面に収集され、回転してスラリーの流れの外に出ます。このタンクスタイルは、とてもきれいな磁性製品を作ります。
逆回転式タンクスタイルは、重液の用途に適しています。ドラムは逆回転タンクスタイルで、スラリーの流れと逆の向きに回転します。スラリーがフィードボックスに入り、ドラムの生成した磁界の中に直接流れ込みます。マグネタイトは磁界に引き付けられ、ドラム表面に収集され、回転してスラリーの流れの外に出ます。すぐに回収されなかったマグネタイトはすべて、磁気による掃気ゾーンを通り過ぎます。材料の供給口から磁性物質の排出口までの磁性材料が運ばれる短い通り道と磁気掃気ゾーンを合わせた結果、マグネタイトの高い回収率が実現します。
ウェットドラム式マグネットセパレーターは、マグネタイト選鉱物のアップグレード処理で最も重要な役割を果たします。マグネタイトの最初のアップグレード処理は、ウェットドラムセパレーターで完了します。一連のウェットドラム式マグネットセパレーターを使用すると、ミルの砕料は通常 65 パーセント以上の磁性鉄にアップグレードします。鉱石をアップグレードするために必要な磁気分離の段階数は、マグネタイトの含有量と鉱石の遊離特性により変わります。
エリーズのウェットドラム式マグネットセパレーターは、厳しい条件に対して信頼性の高い動作を実現するために開発・製造されました。可用性が高く、連続的に粗鉱石の処理を行う設計になっています。タンクとドラムは、ヘビーゲージステンレススチール製で、衝撃を受ける箇所には耐摩耗板が装備されています。また摩耗部位は耐熱性の加硫ゴムで保護されています。ドラムには、高耐久性の球面ころ軸受 (B–10 の寿命が 100,000 時間以上) を装備しています。駆動システムにはミルと化学物質処理用のモーターがタコナイトシールでシャフト式減速機に取り付けられています。
材料はタンクの底からセパレーターに入り、ドラムがスラリーの流れと同方向に回転します。このタンクにも掃気ゾーンがあります。非磁性物質は、磁界から幅全体にわたるオーバーフロー堰に移動します。幅全体にわたるオーバーフロー堰が用意されたこの設計では、タンク自身でその量を管理します。セパレーターへの供給流量と一致させるために調整しなければならないテーリングスピゴットはありません。マグネタイトのきれいな選鉱物を採取するために最も効果的な設計です。磁気エレメントには、高度なクリーニング機能を実現するいくつかの攪拌用磁極が装備されている必要があります。仕上げの選鉱材料にはよく遊離するマグネタイトが含まれるため、収集するために非常に高い磁界強度は必要ありません。