エリーズ クーラントクリーナー

永久磁石式クーラントクリーナー

インデックスモデル

エリーズのインデックス型クーラントクリーナーには、表面が滑らかなロールと長い極を備えたロールのモデルがあり、鉄・非鉄の両方の汚染物質がある場合に使用します。交換式フィルター媒体は不要です。

クーラントは、断続的に回転するマグネットロールの下を流れます。磁力で引き付けられた物質が、大量に集まって髪の毛のような形状の粒子になり、マグネットロールとハウジングの間に蓄積されます。この蓄積がフィルター媒体のような働きをして、研削砥石の薄片やその他のクーラントを汚染する微細な非磁性粒子を捉えます。

磁力で保持される大量の物質は、マグネットロールとハウジングの間の通り道が狭くなり、クーラントがサンプに逆流するまで蓄積されます。クーラントの水位が上がると、圧力式のレベルスイッチが作動し、マグネットロールは自動的に次の位相に移行します。これにより、いっぱいに詰まったフィルタープラグが狭くなった通り道から動かされ、再びクーラントが磁界を通って流れることができるようになります。

連続回転モデル CS および CE

エリーズ クーラントクリーナーの 2 つ目は連続回転式のモデルです。こちらも表面が滑らかなロールまたは長い極を備えたロールを装備しています。このユニットは、クーラントを汚染する磁性物質が少ない、または無い場合に使用する設計となっています。

クーラント液は重力によってエリーズのクリーナーに供給され、マグネットロールの下を流れます。ロールの永久磁石による強力な磁界は、フルード液に含まれる鉄汚染物質に届いて、これを捉えます。ロール表面はクーラント液の流れと逆の向きに回転するため、その表面にしっかりと吸着する大小の鉄微粒子が、上に運ばれて液体から離れます。クーラント液は再びホッパー内に排出され、鉄微粒子はスクレーパーブレードにより取り除かれます。チップや粉砕物質、その他の汚染はドラムからかき落とされ、スクレーパーブレードに堆積します。チップは、収集容器に向かって傾斜するスクレーパーブレードに蓄積しながら徐々に排出口の方に移動します。

レアアース クーラントクリーナー

エリーズのレアアース クーラントクリーナーは、小さな鉄微粒子をクーラントから最大限回収するために強力な磁界を使用しています。ユニークな磁気回路設計により、アルニコやバリウムの鉄エレメントを使用する従来の永久磁石式セパレーターと比べて、大幅に強力になっています。

ユニットのサイズは 4 種類あり、ドラム幅 1 フィートあたり最大 30 ガロン/分 (幅 1 cm あたり 4 リットル/分) の水溶性クーラントを処理します。各モデルの動力は、規格 TEFC 230/460V、60 Hz の 3 相モーターが供給します。

エリーズのレアアース クーラントクリーナーは、磁界強度を最強にする強力な磁気回路設計を使用して います。これにより作られる強力な磁界は、あらゆるドラム型マグネットセパレーターの分離反応で最大限の効果を引き出します。動作では、液体中の細かい鉄微粒子の汚染がサンプの範囲に入り、時計回りの磁気ドラムを通過して流れます。ドラムに引き付けられた粒子はしっかりと保持されたまま上部へと持ち上げられ、機械的な排出機構がこれを排出シュートへと移動させます。クリーナーの液体はセパレーター底部から排出されます。